2016.09.27 Tuesday

アリス=沙良・オット

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    豊かな時間、とは、

    こういうことだろうか。

     

    9月27日

    熊本県立劇場で開催された

    アリス=沙良・オットのピアノリサイタル。

     

    ジャパンツアーの初日が熊本ということで

    4ヶ月ぶりに使う日本語で

    想いを語り、

    演奏が始まりました。

     

     

     

    それはそれは素晴らしい。

    満足度ハンパなし。

    ブラバーの嵐です。

     

     

    それに、

    彼女の圧倒的なビジュアルの良さ、

    アーティスティックなファッション。

    これも注目です。

     

     

    ワンポーズ目は、

    この衣装。

    写真ではわかりづらいのですが、、、

     

    アリス=沙羅01

     

    細身の身体に寄り添うドレス。

     

    シルクシフォンのような

    繊細な裾を蹴り上げながら

    大股で登場したアリス。

     

    音はしない。

    なぜなら、靴を履いていない。

    彼女は裸足で演奏するのです。

     

     

     

    演奏は

     

    時に、夢見るようにロマンチック。

    時に、震えるようにドラマチック。

     

    グリーグの叙情小品集を

    続けて12曲。

    グリーグのノルウェー民謡による

    変奏曲形式のバラード Op.24

     

     

    休憩を挟んで

     

    リスト ピアノ・ソナタロ短調S.178

     

    登場とともに明かりが落ちて

    ピンスポットが一筋、

    鍵盤だけを照らし出す。

     

    それが際立つのは、

    アリスの衣装のせいもある。

     

    全身、真っ黒。

    ノワールという方が似合うだろう。

     

    上半身はリブ編みのような

    身体にフィットする素材で

    腕まですっぽり包み込む。

     

    下は、これまたシルクシフォンのスカート。

    薄墨のような少しグレーのスカートが

    幾重にも重なり黒い膨らみを作っている。

     

    暗闇に浮かび上がるのは

    ひらひらと動く両手と

    前下がりのボブから覗く

    美しい横顔。

     

    絵になる。なりすぎます。

     

    アンコールは、なんと。

     

     

    かわいい。

     

    腰から上体を90度に折り曲げて、

    深く何度もお辞儀するアリス。

     

    スタンディングオベーション。

     

     

     

     

    終了後はサイン会。

     

    普段は物販に見向きもしませんが

    迷わずCDを買って

    (姉はパンフを買い)

    今日ばかりは長蛇の列に並びます。

     

    アリス=沙羅03

     

    アリス=沙羅02

     

    私も、

    サインをもらう数秒の間に

    今日の演奏とファッションを早口で褒める。

     

    注)このレーシーな丸い背中は私ではありません。

     

     

    アリスは目を見開いて、

    100点の笑顔を見せてくれました。

     

    ジャーーーーーン、

     

     

     

     

    アイドル並みの人気は、

    まだ始まったばかり。

     

    新しい時代を

    アリスのワンダーランドで

    見せてもらおう。これからが楽しみだ。

     

     

    長蛇の列、続く。

     

     

    2016.09.02 Friday

    激震の8.31 アルテリと猫

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      気がついたら56ページも増えていました。

       

      8月31日に発売した

      熊本発の文芸誌・アルテリ2号。

       

       

       

      文学は、屈しない。ジタバタする。

       

      ついに店頭に並びました。

       

      原稿が来た順に、

      ただひたすらレイアウトしておりましたら

      創刊号より大幅増頁。

      内容も満タンで、価格は前回の+100円。

      千円+税となりました。

       

       

       

      そして、今回のポスター・フライヤーにも

      あの方が登場!!!!!!

       

      思想史家・評論家で

      熊本が誇る知の巨人・渡辺京二さん。

       

      今や、アルテリ専属モデルです。

       

       

      イラストレーターの黒田征太郎さんが

      編集室でもある橙書店にプレゼントしてくださった

      たくさんのイラストの中から

      鳥のイラストで表紙を飾りました。

       

      だもんで、

       

      渡辺京二さんの頭の上に鳥の巣を載せまして

      その上にアルテリを。

      黒田征太郎さんの絵のアルテリが

      飛び立とうとしているシーンです。

       

      笑って許してくれたモデルさんにも感謝です。

       

       

       

      書き手も豪華。

      驚きます。ありがたいです。

       

       

      猫もウジャウジャ。

       

       

      猫好き編集者と猫好きデザイナーが作る本。

      ご堪能ください。

       

      取扱店は以下の通り(8月31日現在)

       

      熊本  長崎書店・長崎次郎書店・さかむら・カリガリ・手とテとて・橙書店
      福岡  ブックスキューブリック・福岡書芸院
      北九州 ナツメ書店
      長崎  ひとやすみ書店
      宮崎  キママブックス
      鹿児島 NEW ALTERNATIVE
      大分  リベルテ・カモシカ書店
      広島  READAN DEAT
      大阪  スタンダードブックストア心斎橋店・blackbird books
      京都  三月書房・ホホホ座・カライモブックス・恵文社一乗寺店
      兵庫  1003・書肆スウィートヒアアフター
      東京  青山ブックセンター本店・往来堂書店・オンサンデーズ・燭台
      東京  HADEN BOOKS・Title・本屋B&B・忘日舎・H.A.Bookstore
      東京  Rainy Day Bookstore&Cafe・トロル・MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店
      鎌倉  たらば書房
      茨城  PEOPLE BOOKSTORE・未来屋書店イオンモール水戸内原店
      埼玉  リブロ小手指店
      愛知  ちくさ正文館書店
      静岡  水曜文庫
      高知  うずまき舎
      鳥取  汽水空港
      群馬  本とコーヒー麦小舎
      愛媛  蛙軒
      仙台  あゆみBOOKS仙台青葉通り店

       

      お近くに店舗がなければ

      下記編集室へご一報ください。

      郵送もいたします。

       

      <アルテリ編集室>

      熊本市中央区新市街6−22 橙書店内
      tel/fax 096-355-1276(橙書店・orange)
      担当:橙書店 田尻久子

       

       

       

       

       

      そして、その日の夜。

       

      熊本は揺れました。

      震度5弱。

       

      またか、

      やっぱりまだ終わっていなかった。

       

      その時です。

       

      くつろいでいたウチの猫・タマラが

      驚いてリビングの網戸にダイブ。

      ものすごいジャンプ力で体当たり。

      背の高い網戸は見事に外れ、タマラは逃亡。

       

      唖然。呆然。

       

       

      すぐに探しましたが辺りは闇。

      近所を3周しましたが

      見つけることはできませんでした。

       

      帰ってくることを信じて仕方なく就寝。

       

       

       

      そして、深夜2時45分。

      小さな声が聞こえました。

       

      「にゃっ」。

       

      急いで二階から駆け下り庭に出ると

      暗がりにタマラ。

       

      「タマラ」

      「にゃっ」

       

      「タマラ」

      「にゃっ」

       

      その「にゃっ」は「あっ」に近いものでした。

       

      箱入り猫ですから怖かったのでしょう。

      少しずつ距離を縮めるタマラ。

       

      手の届く距離に来た時、捕獲。

      抱えて家に入りました。

      ハーーーー、よかった。

       

      地震で犬や猫が脱走した話はよく聞きます。

      まさか、ウチの子が、、、、

       

      皆さん、ご注意ください。

       

      その猫は、アルテリのP40に載っています。

      お買い求めの上、ご確認ください。

       

      tamala

       

       

      続く。

       

       

       

       

       

       

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